過保護のカホコ｜動画無料視聴方法【公式】1話～最終回全話見放題！

保険会社に勤める根本ねもと正高まさたか（時任三郎）の目下の悩みは、大学卒業を控えて就職試験に落ち続けている一人娘・カホコ（高畑充希）の将来のこと。両親から溺愛され、超過保護環境で育てられたカホコは、未だに母・泉いずみ（黒木瞳）の助け無しには朝起きることもその日着る服を選ぶこともできない奇跡の箱入り娘。娘以外のことに関心を持たない妻とカホコの異常な依存関係に危機感を感じつつも、プリンセスのように笑いかけてくるカホコを甘やかすことをやめられない正高は、自分も子離れできずにいた。

ある日、同じ大学に通う画家志望の麦野むぎの初はじめ（竹内涼真）から「お前みたいな過保護がいるから日本が駄目になる」と批判されたカホコは、初めて自分に向けられた棘のある言葉に驚き、意味がわからないままショックを受ける。

そんな中、泉の実家で親戚一同が会するカホコの誕生会が開かれる。自分たちの教育方針を疑わず、カホコに甘やかしの愛情だけを注いできたぬるい大人たちが集まる中、カホコの従姉妹で高校生のイト（久保田紗友）だけは類まれなチェロの才能に恵まれ、プロのチェリストになる夢に邁進していた。自分には自慢できるものがないカホコは、そんなイトをどこか羨ましく、泉は面白くなく思う。さらに、正高のコネで入社できると思っていた会社からも不採用を言い渡されてしまったカホコは、泉から就職せずに花嫁修業をすればいいと言われ、あっさり就活をやめてしまう。

それでも、以前初から投げられた「何のために働くのか？」という問いに答えが見つけられないでいたカホコは、改めて初に働く目的を問い返す。人知れず自分の絵の才能と将来に不安を感じていた初は、カホコの透き通った瞳に答えられず、苦し紛れに「働いたこともない奴にはわかるわけがない」と、労働経験のないカホコに自分のアルバイトを押し付けるが…。この初との出会いが、今まで眠っていたカホコの「本当の力」を目覚めさせ、家族間に隠れた問題を次々と解決していく。

引用元：https://www.ntv.co.jp/kahogo-kahoko/story/s01.html

「過保護のカホコ」は、高畑充希さんが主演のカホコを演じたホームドラマです。箱入り娘として育てられたカホコが、社会に出て現実の厳しさにもまれながらたくましく成長していく姿を見ているのが楽しいドラマでした。「いやいや、やりすぎでしょう？」と思ってしまうほどの過保護っぷりが逆に見ていて痛快だったりするほどです。日常のなんてことないやりとりが、カホコにとっては「こんなの初めて」になるのです。カホコの悪戦苦闘を温かい目で見守ってしまう、そんなドラマです。

このドラマでの過保護っぷりを見ると、「過保護」ってこんななんだぁってうわぁって思いました。自分の両親が割と子どもの好きにさせてくれる自由な価値観を持ち合わせていることに安心感を覚えてしまいましたね。放任主義とまではいかないけれど、子どもが責任を持ってできると判断すれば必ずその望みを尊重してくれる両親だったことって自分は恵まれてたんだなぁって痛感しました。過保護が悪いっていうわけじゃないけど、やはり行き過ぎというのは子供からしてもわずらわしいものもあるし、両親にはとても感謝しています。その気持ちを直接伝えるのは気恥しいけれど、いつの日か面と向かって伝えなくてはならないなと思いましたね。そんな大事なことに気づかせてくれたこのドラマにはちょっとばかし感謝しています。

脚本が朝ドラ「純と愛」を書いていた遊川さんなので正直どういう結末を迎えるんだろうかとハラハラしながら見てしまいました。しかし遊川さん脚本のドラマにしてはカホコがかなり過保護に育てられていて彼氏に少々思い過去がある以外は意外と普通なドラマだったのでほっとしました。正直最終回でカホコのお母さんが外へ飛び出していってしまったとき、これは交通事故に遭って死ぬんじゃないかとも思ったので、それもなくてよかったです。

その名の通り、両親から大事に大事に育てられた、いわゆる箱入り娘である加穂子の成長物語です。２１歳にして、同年齢が普通に行ってきたであろう経験を一切したことがないヒロイン。現代では珍しいタイプかもしれません。しかし、そんな彼女も年齢的なもののあり、少しづつ一般的な世の中を知り、始めての体験をしていくことになります。その中で、そんな彼女の姿を非難する麦野という青年に出会います。彼は過保護な加穂子に「お前のような過保護な存在が日本をだめにする」と言い放ちます。ヒロインの世間知らずも凄いのですが、他人にそういうことをいう彼もどうなんだろう。それでもちょっとづつですが、世の中のあれこれを知っていき、成長していく加穂子。見ていてヒロインを自然に応援したくなる素敵なドラマでした。

両親から大事がられ、自分の身の回りのことも満足にできないカホコがかなりコミカルに描かれていましたが、そんな箱入り娘でうらやましい要素たくさん兼ね備えているカホコが、自分と正反対の境遇で育ち、今までにない性格の持ち主でどこか棘を含んでいる初との出会いでどう変わっていって、どう成長していくのかの、ある意味波乱のドラマでした。始めこそ箱入りっぷりのカホコに少し羨望がありましたが親戚一同の波乱の数々から、幸せそうに見える人にも人知れず抱えている悩みがあると知り、自分の中でも一つ前進した思いで見ることが出来ましたし次から次に起きてゆくトラブルの数々にやきもきさせられ、そんな中でのカホコと初の恋模様には拍手を送りました。